lezione di pasticceria
静岡の鈴木学園の皆さんが、研修旅行に来てくださいました。
製菓科の皆さんとお菓子のレッスンです。
メニューは、イタリアの伝統的なお菓子、Cannoli alla Sciliana、Torta Caprese、Bonet、Torta della nonnaの4品。
キッチンでの実習の前、カルミネ校長のイタリアの伝統的なお菓子の説明を、皆さん、熱心に聞いて、興味深々。
特に、カンノーロは珍しかったようです。カンノーロはシチリアのお菓子で、映画「ゴットファーザー Part3」(因みにイタリア語での題名は「Il padrino」)の重要なシーンで、印象的に出てくるので有名ですね。
皆さん、学校で製菓を専門に勉強されているので、レッスンも順調に進んで行きました。
約2時間で4品作った後は、お楽しみの試食です。
「なんだか、ケーキバイキングみたい!」と、皆さん、おいしそうに4品を召し上がっていらっしゃいました。
ケーキを食べながら、「ヨーロッパに留学し、世界を広げたい」という夢を熱く語ってくれた生徒さんもいらっしゃいました。留学準備や、実際に海外に住むことについて、色々と質問してくれました。
クッキングアカデミーフィレンツェでのレッスンが、無限の可能性をもっている若い方に、少しでもいい刺激になれば嬉しいなぁと思っています。
Koran Women’s Junior College Grazie della visita
福岡の香蘭女子短期大学 ファッション総合学科の皆さんが、研修旅行中に立ち寄ってくださいました。
さすがファッションを専攻していらっしゃる皆さん、こだわりの素敵なお洋服でした!
ミラノなどでヨーロッパのオシャレな空気を体感された後に、Cooking Academy Firenzeにお越しになったので、ここトスカーナの自然の美しさに感激しいらっしゃいました。
ファッションも料理も、毎日の生活を豊かにしてくれる大切なもの。
若い皆さんの今後の活躍が楽しみです。
L’olio nuovo 2017
収穫したオリーブを近くのil frantoio(搾油工場)に持っていき、L’olio olivaにしてきました。
まずは、オリーブの収穫量を計量。トラックの荷台からオリーブをil Frantoirのオリーブ入れに豪快に入れます。ここで重さを量ります。
今年は2,010㎏。まぁまぁの収穫量です。どのくらいのオリーブオイルになるのか、わくわくです。
オリーブからオイルにする行程は以下の4行程。
①オリーブを洗う
②オリーブをペースト状にする
③ペースト状のオリーブを撹拌
④遠心分離機にかけ、オイルを抽出
上の写真で入れたオリーブは↓の写真のようにステファノさんが詰まらないように、量を調整しつつ、工場内に入れていきます。
ちょっと見えにくですが、緑の管は外のオリーブ入れとつながっていて、スイッチのon offでオリーブを入れていきます。
行程①:オリーブを洗う。
葉っぱやごみなどを左↓のエレベーターのような機械で振るい落していきます。その後は右↓のように水でオリーブを洗います。カルミネ校長は、「まぁ、オリーブの温泉みたいなもんだなぁ」と笑いながら説明してくれました。
行程②:オリーブをペースト状にする 行程③:攪拌
右↓写真の奥に写っている四角い機械で、両工程を行っています。当然ながら、辺りはオリーブオイルの匂いが充満です!
行程④:遠心分離機にかけてオイルを抽出
この筒状の機械で、ペースト状のオリーブに水を加え、遠心分離します。お湯ではなく、22度か23度の冷たい水であることは、とても重要です。この理由はまた、次の機会にご紹介したいと思います。
そしていよいよ、今年のオリーブオイルが出てきます!
だんだんとオリが溜まってくるので、セスティリオさんが丁寧にとっていきます。わたしもやってみたい!と言ったのですが、「いや、大丈夫。見てて」と優しく断られました。(笑い)
il frantoioにオリーブを持ちこみ、全てオイルになるまで、約2時間。そして気になる今年のオリーブオイルの収穫量は、432.15Kg!
採れたてフレッシュなオリーブオイルは、やっぱり美味しいです!
自分の土地で、農薬も全く使わずに元気に育ち、自分たちで収穫した、自然の恵みだけのオリーブオイル。
来年の春の短期料理留学のコースでも、もちろん、この無農薬のオリーブオイルをたっぷり使って料理レッスンします!
みなさんも是非、本当のスローフードを実感しに、料理留学にいらしてくださいね。
お待ちしています!
Le Olive!!!
La Brucaturaが終わりました!
収穫中はお天気が大崩することなく、無事終了。収穫後、大きな雹が降ったので、「あぁー、頑張って早く収穫を終わらせて良かった!」と胸を撫で下ろしました。
毎日6時間、カロナッチ家のみなさんと黙々と収穫。農業って本当に大変だなぁーと実感した1週間でした。最初は、物珍しさもあり、張り切ってお手伝いし、途中でパチリと写真を撮ったりと余裕があったのですが、だんだんと疲れも溜まり、最後のほうは、結構辛くなってしまいました、、、、。農家のみなさんは、暑くても、寒くても、毎日作業を続け、美味しい食物を作るという素晴らしいお仕事をしているのだなぁと改めて思いました。
収穫した箱は、全部で87箱。この緑の一箱、約20㎏。オリーブを、どんどんとトラックの荷台に入れていきます。私には重たくて持ち上げられないので、空き箱の片づけ担当でした。ククちゃんは、落ちたオリーブのつまみ食い担当。(来年は、落ちたオリーブを拾い集め、トラックに載せるお手伝いをしてくれると良いのですが、、、。)
トラックに全部載せたら、箱を定位置にお片付け。来年のLa burucatuaに備えておきます。
ステファノさんが運転するトラックで、Il Frantoio(搾油工場)に出発。
今年の収穫量は何キロになるのか、楽しみです。