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Miele

採蜜を初体験!と言っても横(かなり離れた横)で見学していただけですが、、、。

Castagna(栗)の木の近くに2箱、色々なお花や果物の木の近くに2箱、合計4つの蜂箱を去年の夏ごろに設置して、この日を楽しみにしていました。

暑い夏の間は、Ape(ミツバチ)が、ブンブンとお花の周りを飛び回り、ちょっと怖かったのですが、待った甲斐がありました!

ここはのんびり田舎なので、排気ガスも少なく、美味しい空気に包まれているので、安全なMieleが出来るのです。

採蜜は誰にでも簡単に出来るわけではないので、ご近所のGiardiniere(庭師)のセスティリオさんにお願いしました。

セスティリオさんによると、人間が心も体もバタバタすると、Apeも穏やかではなくなり刺してくるそうです。

なので、「 calma e tranquilo、canmina cosi (落ち着いて こうやって歩いてね。)」といって仙人のようにゆっくり歩いてお手本を見せてくれるのですが、修行の足りない私には難しく、結局「Vai li(あっちに行って)」と穏やかな笑顔で追い払われました。

セスティリオさんは、ほぼ自給自足の生活で、スーパーで食料品を買うことが殆どないスローライフのマエストロ。とても頼りになるご近所さんなのです。

セスティリオさんが防護用の網マスクをつけ、煙を蜂箱にかけて、一旦Apeには退散して頂いて、その間にハチミツを回収します。

この煙は、藁のようなものを燃やして出た無害な煙なので、Apeに掛けても大丈夫だそうです。

噴霧器の中に火をつけた藁をいれて、吹きかけるという原始的な装置なのですが、セスティリオさんが黙々と準備を進める中、何故か、みんなこれで大はしゃぎしてしまいました。

無事、箱からハチミツ採りが終わり、Baracca(小屋)に運び、色々と作業をして、この日は終了。いくつかの行程を経て、美味しいハチミツにするのですが、この行程は次の機会にご紹介したいと思います。

実は、後日、うっかり者の私は大失敗をしてしまいました、、、。

ハチミツを保管していたBaraccaの扉をうっかり開けっ放しにしていたら、Apeが甘い匂いに誘われて、ハチミツの奪還にやって来てしまいました。凄い大群で、まったく近寄れず、成す術なしで、ただ茫然。

蜂は夕方になると巣箱に戻って固まって寝る習性があるので、きっと夕方になったら問題解決だろうと、日が暮れるのを待ったのですが、予想ははずれBaraccaに新しい巣を作る勢い。

もう私の手には負えず、またもセスティリオさんに助けを求め慌てて連絡。優しいセスティリオさんは、翌朝、完全防備姿に噴射器片手で来てくれて、蜂をもとの巣箱に戻してくれました。

田舎生活にまだ慣れない私は、ちょこちょこ失敗するのですが、今回はかなり反省しました。

因みに、イタリア語では同じ蜂でも、ハチミツを作らない蜂をVespaベスパ(スズメバチ)と言いますが、Piaggio社が発売している有名なスクーターの名前もVespa、そして同じくPiaggio社の小さいトラックのような3輪車はAPE。

3輪車はお仕事に使うので、美味しいハチミツを作ってくれる働き者の蜂さん「Ape」の名前がついて、なんとなくその辺をぶらぶらするスクーターにはハチミツを作ってくれない蜂さんの名前「Vespa」が付いているのは、面白いですよね。